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首都圏直下型地震と、富士山噴火。 [地震・防災]

ツイッターをみていたら、


「オペレーションコドモタチ『首都圏直下地震と富士山噴火』」


というのがあり、


火山学者の早川由紀夫さん、そして小山真人さんがパネラーだという。



いつもツイッターでは彼らのつぶやきは読んでいるが、


ぜひ「リアル」な生の声、お話を伺いたいと思っていただけに、


またとないチャンス。



慣れない「バーチャル空間」で、席の予約をし、


いよいよ、当日。




わくわく。


パネラー:早川由紀夫氏、小山真人氏、長尾年恭氏、山岡耕春氏



早川由紀夫さんは、いわずとしれた群馬大学火山学教授。


小山真人さんは静岡大学防災総合センター副センター長、同大学教育学部教授。


長尾年恭さんは、東海大学海洋研究所地震予知研究センター長・教授。


山岡耕春さんは、名古屋大学大学院環境学研究科 教授(地震火山・防災研究センター)


と、そうそうたるメンバー。



ものすごい話しがポンポン出てきたが、


それはこちらのアーカイヴをごらんください。



また、彼らは現在の日本列島に関して、


以下のような警鐘を鳴らし続けているので、


ぜひ、ご一読ください。



「近い将来、首都圏は3回大きく揺れます」


「『首都圏直下型M8』『東海地震M9』はまもなく来るものと覚悟してください」



そして、小山真人氏は、3.11のあと3月21日には、早々に次のような発表をされている。


東日本沖で起きた巨大地震について



そして早川由起夫さんは、お立場上、当然のことながら

現状についてツイッターブログで常に危惧されている。



ぼくは今回このシンポジウムに参加して、ほんとうによかった。



やはり、バーチャルでなく、リアルは大事だ。



それは目の前で話される、早川由起夫さん、小山真人さんの富士山に関するお話しだった。


それは次のような内容だった(一部を書き起しました)。





早川氏「3月15日の地震の直後、ぼくはまだ富士山があるかどうか、必死で探した。

    あのときなぜ壊れなかったのか、という気持ちがある(それくらい印象的な地震)」



小山氏「3.11の4日後の3月15日に、富士山直下でM6.4の地震があった。

    その時は、本当に噴火するのではないかと思った」




早川氏「富士山で想定される最も大きな災害は、噴火ではなく、山が崩れてしまうこと。

    まるごとそっくり、駿河湾だか、御殿場だかに崩れてしまうこと。」



早川氏「M5でも、崩れる時は崩れる。3.15のとき富士山が崩れなかったのは不幸中の幸い」




小山氏「過去1万年くらいの間に、富士山は形が変わるくらい2回崩れている。

    遡れば4回くらい崩れ、その度に形は醜い山になるけれども、

    噴火によって、またきれいな山に戻る、そういう歴史を持つ山。

    たまたまわたしたちは『きれいな山体』を見られる時代に文明を築いている」




早川氏「そのようなこと(山体崩壊)が起きたとしたら、インフラにどういう影響があるか説明を」




小山氏「南側に崩れ、駿河湾に達すると、津波が起きます」




小山さんは淡々と話されるだけに、説得力がものすごい。


山体崩壊という言葉は、ぼくは以前「死都日本」という小説を読んで知ってはいたが、


津波が発生するということは知らなかった(「死都日本、すばらしい小説です。必読です)。




その山体崩壊には二種類あり、


ひとつは噴火によるもの、


もうひとつは、地震によるもの。




もともと火山というのは砂を積み上げたように脆いものなので、崩れやすいという。



噴火に関しても、


「頂上ではなく、わりと山腹で噴火する場合が多い」


などとさらりとおっしゃる。



おいおい、てなかんじだ。




さらに続く。



早川氏「軽石や火山灰が東京に降ってきても、

    まぁ、ちょっと、コンピュータが使えなくなる程度、

    あるいは、溶岩が流れても逃げられるが、 

    山が崩れると逃げられない。火砕流といっしょの早さ」


と、これまたさらりとおっしゃる。



小山氏「あるていど、山が膨れてくるのが見えれば、避難を呼びかけたりできるが、

    地震で揺さぶったら、一瞬ですから」



・・・・・。




小山氏「でも、どんなに崩れても、東京には来ません」



ちょっと、ほっとするけど、でも静岡の人たちは・・・。


ものすごい話しを聞いている、ぼくだ。




そのくらい、火山というのは脆い存在だったとは。




火山噴火の専門家お二人が、富士山噴火に対して同じ感覚を持っておられたことに、


一瞬背筋が寒くなった。




早川氏「さてそろそろ、質問。富士山って、噴火するんですか?」



小山氏「今ではだれでもネットでデータを見られるんです。

    我々も、そんなに特別な立場にいるわけではないので、

    これを見て判断しているんです」


といってプロジェクターに映し出されたのは、


VIVA ver2、これはぼくも毎日欠かさず見ているサイトだ。


以前はVIVA2000と呼ばれていた気がする(加齢中)。




え? 火山学者さんたちは、もっとリアルタイムの、


バリバリの生データを見て予測しているのではないのか?




小山氏「3月15日の地震は、マグマだまりの真上で起きた地震だったので、

    そうとう緊張しました。

    あのような山体の中で地震がもう一度起きると、やはりそうとう緊張します」    
    


DELI氏(司会進行)「緊張ということは、噴火するということですか?」



小山氏「はい、噴火するということは、一応考えておかなければいけないと思います」




さらに、極めつけのことを。



小山氏「ただ、VIVA ver2でも、マグマの動きすべてをとらえられるわけではない、

    かなり大規模でマグマが移動した時には分かるが、深い場所での動きですとか、

    あるいはちょっとだけ(マグマが)上ってくるとか、

    あるいは、山頂の下というのはある程度管ができている状態なので、

    山頂にしずしずと上ってきたきた場合には、

    これ(観測網)には出てこない可能性もある。

    そういう見落としは、あると思ってみていないといけない」



・・・・・。



ぼくは、来てよかったと、つくづく思った。


ぼくは火山噴火の前には必ず「山体膨張」があると思っていたから。


それが起きない可能性があるとすると、


これは相当に厳しいことだ。




最後に早川さんの、小山さんに対する質問。



早川氏「3月11日の地震の後で、富士山に火山学的な異常はありますか? ありませんか?」



小山氏「ないです。3月15日の地震自体が怪しいという考え方はあるかとは思いますが、

    あれは、3月11日の地震によって地殻が壊れたもので、

    マグマが起こした地震ではなさそうです」



早川氏「この、一般の方々との食い違いは大きいですね。

    3月11日以降、富士山の様子が活発化してると多くの方が思っているが、

    しかし、専門家は、そうは思ってない、と」



小山氏「ただ、穏やかになったわけではないと(微小地震は続いている)」



この、火山学者お二人の、歯に衣着せぬ物言い。



ぼくは、しっかりと、これから起こるであろう、


日本列島の活動を自分なりにシミュレートした。



そこから出した、ぼくの結論。




1)相当規模の地殻変動が起きていることは間違いがない。


2)近い将来、もとい、近々かもしれない、

  そういう時期に、大規模災害が起きる可能性がある。


3)その日のために、ぼくらは心を決めておくのが良い。


4)その日のために、できるだけ防災準備をしておくのが良い。


5)まだ、今なら十分時間があるから(たぶん)、

  いまのうちに備蓄などの見直し、計画などをし、

  購入するものがあればしておくのが良い。

  今なら、誰の迷惑もかけずにそれができます。



次の災害は、意外と近いのかもしれない。


その前に、なんとしてでもすべての原発が停止していてほしい。


ぜひとも、完全に冷却が完了されてから、起きてほしい。





すごい時代に、生きてるんだなぁ。



備えあれば、憂いなし。








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