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羽毛のフレームと、真鍮の鍵。 [超夢]


相変わらず、日々

超リアルな夢を見続けてる。



でも、なかなか書けないのは、

最近は起きた途端に忘れちゃったり、

覚えてても

夢の中に出てくる人たち(知り合い)の

プライバシーに関係したりするから。



今日見た夢はそういうことがないから、

久しぶりに書いてみよう。


限界集落のような山里。

快晴。



昼間だけど
だれ一人として町を歩いていない。

三叉路?五叉路?
その角に一軒、木造の
小さな自動車修理屋?オートバイ屋?
のようなものがある。

築ん十年か・・・7〜80年?
そうとうに古そうだが
朽ち果てる様子はなく
今でもメンテナンスが行き届いているのは
見ればすぐにわかる。

入り口のようなところは
すべて引き違いの大きな木戸で、
全部開けるとほぼ解放になる。
ここから修理車を出し入れするんだな
きっと。

ガラスもよく磨かれているところを見ると
この店はきっとまだ
営業しているにちがいない。

入り口に立ち、顔を窓に近づけてみる。
電気が点いてないので暗くてよく見えない。

さらに顔を窓にぺたりと近づけ
両手で顔とガラスの隙間を塞ぎ反射をふせぐ。

視界がクリアになり中の様子が分かった。

どうやらオートバイを中心に販売をし
需要があれば
軽自動車か小型車くらいまでを販売し
そしてその後の点検・車検・修理までできる
そういう体制のようだ。

ただ、店の中には数台の
中くらいに古いオートバイたちが並んでいるだけで
活気があるようには見えない。
でも埃がたまっているようでもない。

壁にはずらっと工作機械が並んでいる。
これらも今でも現役のようで
きれいにメンテナンスされている。

よく分からない、正体不明の店だ。

なんだか入ってみたくなり
引き戸をずらそうとしてみたが
やはり鍵が閉まっている。

今日は、お休みなのか?

そうだ
ここは、どこなんだろう。

日本のようだけど
まったく見当がつかない。

いつか開いてる時にまた来たいけど
今、ここが現実なのかも分からないし
夢かもしれないし。

夢だったら
またここに来られる保証はないし
次は見ないかもしれないし。

周囲を見渡してみても
どこにも地名・町名の手掛かりがない。

店の入り口の左の端っこの方に
最新のMTB(マウンテンバイク)用の
ディスクの付いたホイールが立て掛けてある。

え? 
店の風貌と合わないぞ。
それに、なんで、自転車のホイール?

盗まれないのかな?
安全な町ってことかな?
それとも
盗む人もいないくらいの
人がいない町なのかな。

その時、店の奥の方で
裸電球がポッと一つ点くのが見えた。

もう一度店の中に目をやると
今度は電球がついたので
暗いが店内が見渡せる。

意外なほどに奥に広い店
というか作業場が見え
そしてその奥にも
さらにスペースがありそう。

へぇー、広いんだ。

あれ、奥から人影がこっちに向かってくる
あ、見えた、あ、おじいさんだ、
あ、目が合っちゃった。

向こうも
ぼくが窓にへばりついてるのを見つけ
足早に入り口へ来て鍵を開けてくれる。

鍵は真鍮製の、
先端にネジが切ってある古いもの一個だけ。
そうか、やっぱりここ(この町)は
セキュリティには気を遣わなくても大丈夫なんだ
きっと。

「はい、なにか?」

「え、はい、通りかかったら、なんとも惹かれる建物で、なんのお店なのかなと思いまして」

「ああ、ありがとうございます。はい、古いですね、ごらんの通り修理屋なんですが、まあ、昔はバイクとか自動車を売ったり修理したりしたんですが、今はまったく売れなくて。もしよろしければ中をごらんになりますか?」

「はい、ぜひ!」

では、どうぞ、足元に気を付けて
といいながら奥へと歩き出す彼の後につく。

たしかにあたりの壁には所狭しと
工具、部品などが掛けられている。
大昔のオートバイ部品も。

どうぞ、こちらですが。

がーん。

うっすらとベージュがかった壁と
打ちっぱなしコンクリートのコントラスト。
モダンな、スポットライト中心の白熱灯照明。
突然、都会の様相。

背の高い外国の若者が二人
笑顔で歓談していた。

一人は黒いTシャツにジーンズ、スニーカー、
もう一人はマドラスチェックの半袖シャツ、
ジーンズにやはりスニーカー。

3台の自転車のリペアスタンドがあり
それぞれに最新のマウンテンバイクが掛けてあり
メンテナンス中のようだった。

あれ、自転車?

「そう、昔は表でオートバイをがんがん修理したもんですが、今はまったく売れないし、てことは修理もぜんぜんなんですわ」

でも、そのかわり、自転車?
しかも、この自転車は
ものすごいクオリティだ。

「こんにちは!」

と、ふいに声をかけられて
驚いてそちらを向くと
その若い外国の男性だった。
まだ十代だろう。

「ぼくはアメリカから来た○△□です(名前を聞き取れなかった)」

続いてもう一人の若者も笑顔で

「こんにちは! ぼくは*@※といいます、オーストリアから来ました(こちらも名前を聞き取れず)」

二人とも金髪で日本語がペラペラだ。
まるで母国語のように話す。

ご主人が、そうそう、といいながら
近くのドアを開けるとそこはさらに部屋があり
そこには何本もフレームが壁にかかっていた。

そのうちの一本をひょいと持ち
若者の一人にぽいと投げる。

二人とも呼吸を熟知しあってて
若者もいつものことのようになんなく受け取る。

「それ、作るの苦労したわー、それ、カーボンに見えるでしょ、でもカーボンじゃないんだわ、カーボンだったらその重さじゃできないでしょ、軽いだろ?」

受け取った直後の
若者の驚きと当惑の入り交じった眼差しが
すべてを物語っていた。

言葉が出ないのだ。

ぼくも持ってみたいな、と思ったら

「ほら」

といってご主人、もう一本
壁に掛かっていたフレームをぼくに手渡してくれる。

???

重さがないに等しいくらいに軽い。

なにも持っていないようで
指への感触というものが
ほぼ、ないのだ。

目で見ているから
「今ぼくは自転車のフレームを持っている」
と脳が認識しているが、
目をつぶると、フレームは手から消える。

そのくらい軽い。
まるで羽毛のようだ。

「これはねぇ、ここまでもってくるの(作り込むという意)、さすがにわしでもちょっと苦労したかな、はっはっは、ま、レース、がんばってくれや」

と、若者二人の肩をぽんと叩く。

二人はまだ呆然としていたが
やがて魔法から覚めたかのように笑顔に変わり
ありがとう、といいながら
交互にご主人に熱烈なハグをする。

そうか、ここは
世界最高峰の自転車フレーム工房だったのか。

目が覚めた。


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