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食品測定所端会議。



井戸端会議、っていうのがあった。




その昔、水道が完備していなかった時代は、


長屋のような建物に何世帯もの家族が寄り集まり、


その中心に井戸があった。



そこで人々は、日々の情報交換をしていたんですね。




今日もぼくは「こどもみらい測定所」に伺ったけど、


そこはまさに情報交換の場だった。



ただし、放射能の情報だけど。


ぼくが予約の時間に行くと、


すでに数組の方々が測定をされていた。


ぼくは待つ間、しばらく彼らを見ていた。




まだとても若いお母さんが二組、


子どもをあやしながらも、


真剣なまなざしで石丸所長さんと会話をしていた。



ひとりは、2才くらいの男の子と4〜5才くらいの女の子のお母さん。


もうひとりのお母さんは小さな赤ちゃんを胸に抱きながら、


奥の測定室で、自分の持ってきた食品の測定値を真剣に聞いていた。




そりゃそうだ。


安全なものを子どもたちに食べさせたいに決まってる。



ひとりのお母さんは、数種類のガイガーカウンターとかシンチレーターを持ってきていて、


石丸さんといろいろと意見交換をしていた。


話しの内容も、とても専門的だし、詳しい。



次々と新たな人々が来店しては、測定の話しをされては出てゆく。



まさに昔の「井戸端会議所」だ。




でも、ここは「自然食品店」だ。




3.11以前だったらここでの会話は、


農薬の話しだったり、


田舎暮らしの話しだったり、


自然農法の話しだったり、


玄米菜食の話しだったり、


母乳保育の話しだったろう。




それが今では、放射能・・・嗚呼。




ぼくの目の前の、この子どもたちが、どうか無事に育ち、


すばらしい人生を花開かせてほしいと祈らずにはいられなかった。




原発事故の罪の大きさを見た気持ちだった。



この国は、ほんとうに幼い命そして若い人々のことをどう考えているのだろう。




今でも「安全」「安心」ということで、


避難させることをせず、


たった今も、福島の線量の高い地域に


たくさんの赤ちゃん、子ども、小中高学生が生きている事実。




福島から200km以上離れている東京でも、


東部の線量は高いところがある。



そこの子どもたちは安全・安心なのか。



それとも


「ただちに影響がない」


だけであり、


「だんだんと影響が出てくる」


のだろうか。




いったい、なにが起きているのだ。




東京電力から放出された放射性物質は、


「いったん出たものは、もはや東京電力のものではない」


というものすごい論理がまかり通っている事実。



これを子どもになんと説明したらよいというのだろう。



どこかで菓子を買い、


包装紙を破きポイと捨てても、


「いったん捨てたものはぼくのものじゃないもん」


と言っても良いということなのか。




ほんとうにたいへんな時代になったと思う。




宮崎駿さんはもののけ姫の中で


「女子供が元気な村は、良い村です」


という台詞を使っていた。




ほんとうにそう思う。



ぼくの妻はこの世を卒業してしまったが、


これからは女性そして子どもがぜひとも元気でいてほしい。


なんとかぼくは、


これからのぼくの人生を子どもたちのため、


そして若い女性(もちろん若い男性たちもだよ)たちのために使いたいと思う。




こころに正直に生きると、


それが元気の源になる。



うその時代は終わる、きっと。




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