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西郷さん、おもしろい。 [好奇心]



仁和寺と、アラビアの展示を見た


そのどちらも

とても興味深いものだった。



その展示に行く道すがら

まだ他にも興味深いものがあって

ほんとに困る、上野の山は。


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D51があったり。



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シロナガスクジラが、空を泳いでいたり。



それらもとても興味深いのだが

上野駅を降り

東京国立博物館へ向かおうとしたら

ちょうど背中を見せる西郷さんがいた。



そういえば、いつもは

前からしか見たことないなと思い


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背後を中心に眺めた。



というか

それほどまじまじと眺めたことは

一度もなかった。



いろいろと、不思議だ、この像は。



西郷さんが何気なく


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二重に手に巻いてある犬紐だけど

西郷さんと犬の間には

犬の大きさにしては立派すぎるような


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紐が捻じれないように自在に回る金具。

高価だったのだろうか

結び目が解けないように

丁寧に結ばれていた。



そして一方、その割には

犬の首に巻かれた縄は

かなりスパルタンな


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これでもか、という結び目。


気性の荒い犬だったのだろうかと

検索してみると、なんと

もともと西郷さんのお気に入りは

薩摩犬だった雌の「ツン」だったという。



でもこの犬は、雄だった。


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間違いない、雄だ。


調べて行くと

「銅像作成時は死んでいたため
海軍中将・仁礼景範の雄犬をモデルにして
雄犬として作成された」

とある。


西郷さんの愛犬なら

なぜその犬をモデルにしなかったのだろう。



次に。



なぜ、陸軍大将までになった人物像が

軍服もしくは正装でなく

浴衣(単衣?)に兵児帯?なのだろう?



そういう人柄なのかと思って

これも検索してみたら

この像の除幕式に参列された奥様が

「『宿んしはこげんなお人じゃなかったこてえ
(うちの主人はこんなお人じゃなかったですよ)』
と腰を抜かし
また「浴衣姿で散歩なんてしなかった」
といった意の言葉(薩摩弁)を漏らし
周囲の人に窘められたという。」

とある。


だれかの指図だったのか?



さらに。


正面から見てみると

正面にも帯の結び目があるように見えたので

どうなってんだ?と思って

よく見てみると、どうも違う。


結び目じゃ、ない。


これも家へ帰って調べてみたら

藁の兎罠の紐だという。


え?藁?

犬の紐はちゃんとしてるのに

罠は、藁?


なんでこんなにたくさん?


なんのためにこんなに兎を獲る?


西郷さんは兎料理が好き?



なんだか、頭がクラクラしてきた。



さらに。



正面の西郷さんの足元を見ると

どうやら草履か草鞋のようだ。



それにしても、前坪の処理が珍しい。


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結び目が上に出ている。

このような前坪の処理は

ぼくは見たことがない。


足の両側から回ってきている縄の太さからして

もしここで結び目を作ったとしたなら

さっきの愛犬ツンの首くらいの

ゴツイ結び目でなければならないはずだ。


だが、いわゆる「結び目」は見当たらない。



さらに「前坪」はこの写真の見た目では

どうしても下処理になっているだろうから

いくら考えても

この部分の不自然さが気になった。



気になったので横に回って見てみると

足首には藁紐が回っていない。


ていうことは

草鞋ではなく、草履だ。



これも自宅で調べていたら

なんと、「足中」だという。



え”!

そうだったのか!

知らなかった!


ぼくが撮った写真では

その「判定」ができるアングルがなかった。



なので、翌日もう一度上野へ行ってみた。



あれ?


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足中ではない?



足中だとすれば、鼻緒が長すぎる。

しかも鼻緒の後ろは


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踝(くるぶし)辺りに収束している。


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角度を変えて見てみた。



やはり鼻緒はくるぶし辺りに収束し

草履の最後端は踵の最後端ややちょっと前。


この履き方は草履でも下駄でも

いわゆる「一般的位置」だと思う。


どう見てもやっぱり、足中じゃない。



なんだか、いろいろ、不思議だ。



まだ、ある。


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兵児帯の結び目の右には

今の目で見ても「お洒落」な


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多分革製と思われるポーチが。

「Z」の文字のような傷だろうか

なぜ克明に記してあるのだろう。


蓋部分の止め方はどうなっていたんだろう。

まさかホックはなかっただろうし

マグネットでもなかっただろう。


そして、西郷さんは

ここになにを入れていたのだろう。



さらにさらに、脇あたりに


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意味不明のものが見える。



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前から見ると「角」のようだ。

これはなんなのだろう。


どう見ても脇差じゃないから

例のポーチを帯に挟んでも落ちない工夫か。




今回、なにげなく

彼の後ろ姿を見に行っただけだったのだが

ぼくの頭の中はハテナで埋まってしまった。



ぼくはまったくテレビを見ないのだけど

ちょうど今

西郷さんのテレビをやっているそうだ。



なんか、シンクロしてて、興味深い。



冬でも浴衣を着て

草履を履き

ポーチを腰に

前には兎罠を挟み


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西郷さん、なにを思う。



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