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モバイル・レストラン、と、フィルムカメラ。 [超夢]



リス家族、そして友人たち数人で

車で旅を始めるところらしい。

用賀から首都高3号線に乗る。



すると最初は快適だったが

すぐに渋滞に嵌った。


その詰まり方が尋常じゃない。


前触れもなく、一気に停止状態。

追突しなかったのが奇跡だ。



まったく動かないわけじゃないので

事故じゃなさそうだ。



やがてその理由がわかる。



電光掲示板も、標識も

なんのアナウンスもなしに

道路を全面はがして

新しい舗装に変えようとしている。



なんだ、これ。



段差はゆうに10cm以上はある。

高さの調整板は設置されているものの

剥がされた路面は

あちこちが凸凹のままで

その段差も5〜10cmのところさえある。


車高の低い自動車は何台も

ガリゴリと音を立てて腹を擦っていた。


まるで、ダートコースで

歩く程度でしか走ることができない。



これはいくらなんでも、ひどい。



するといつ出来たのか知らないが

池尻辺りにサービスエリアがあった。



ここまですでに1時間。



なんの情報もないので

SAの人に聞けばなにか分かるだろうし

トイレ休憩を兼ねて、一休み。



降りてみるとかなり広く

そこここで人だかりがしている。

テレビ局だ。


各テレビ局がこの「惨状」を

取材に来ていたのだ。



なんか、もう

行政のコントロールが効かなくなっているようだ。



ぼくはぼくで写真に収めておこう・・・

いけね

いつもの愛用カメラを忘れてきちゃった。



仕方ない、フィルムカメラで。



お、マルシェのようだ。



なんだかおしゃれな、フードトラック?

出来たばかりのようで、ピカピカ。



ベランダが仮設で作られていて

枕木のような階段を

3段ぐらい登ったところが入口だ。



暖簾が床すれすれまで。

長い。

こんな長いの、見たことがないぞ。



その暖簾、いくつも穴が空いてて
(直径10〜15cmくらい)

覗こうと思うと、店内を覗ける。



ちょっと覗いてみた。



すると若い女性二人が着物?で

カウンターの向こうで仕込みをしていた。



カウンター席5〜6、
4人掛けテーブル席3つくらい。



フードトラックというよりも

立派な店だ。

モバイルハウス・レストランだ。



店内を穴から覗いていたら

中から

「どうぞ、よろしかったら見ていってください」

と声をかけられ、ドキッとする。



別にどきっとすることもないのだが

覗いてるという心理が

そうさせたんだな、きっと。


ああ、びっくりした。



暖簾をくぐって

改めて店内を見てみると

とても清潔な和のテイストで

壁の所々には飾り物が。


沖縄?琉球?



手際よく仕込みをする彼女たちは

時間に追われる様子もなく

笑顔が絶えない。



ひどい渋滞ですでにくたびれていたが

彼女たちの笑顔に

元気をもらった気がした。



写真とってもいいですか?

と尋ねると

もちろんです、という返事なので

何枚か撮らせてもらう。



カウンターに座って

一人の女性の手元を見てみる。



するとシンクと思しきところには

巨大なスライサーがあり

そこで様々な野菜を切っていた。


素晴らしく活きの良い光景だった。



そのスライサーは

銅の下し金を巨大にしたような羽子板状で

あまりに巨大で

シンクがほとんど見えない。


でもチラッと見えたシンクの端っこは

白い陶器だった。


てことは

カウンターの向こうの調理台は

すべて白い陶器製なのだ。



道具たち、調理場とも

なんだか、かっこいいぞ。
パシっ、パシっ。
(写真を撮る音です)



期待させるなぁ。



奥も、どうぞ、ぜひ見てください

というので

やや暗い奥に行ってみると

なんとそこにはぼくの背丈ほどの

巨大な黒い陶器の壺があった。



「その壺に、料理に使う水や

お客様にお出しする水が入ってるんです」



毎朝、とある場所から汲み上げた名水が

ここに届くようになっているという。



だからか。


水が良いから

さっきの野菜たちも

元気で活きが良かったんだ。



壺も、撮ろう、パシっ。



壺の周りのディスプレイは

さらに琉球色というか

沖縄色が色濃く出ていた。



窓から外を覗くと

トイレ休憩から戻って

全員揃っているようなので

この店を見せたいと思い

呼び寄せる。



するとこの店のオーナーと思われる

やはり着物の女性と

その家族が先に入ってきた。
(子どもが3人、一番年上が小学校高学年?)


なぜ家族が一緒なのか分からないが

とてもいい雰囲気だったので

その壺をバックに写真を撮らせてもらう。

パシっ、パシっ。



やがてぼくの家族友人たちも入ってきて

店内が一気に賑やかに。

なんだかとてもすてきな空間だ。

パシっ、パシっ。



できればご飯を食べたいところだが

今は旅の始まり。


これから最初の目的地へ行く時だから

次回、来ることにしよう。



お店の人たちに別れを告げる。

笑顔で、ぜひお越しください、と。



この店、絶対おいしそう。

でも、きっと酒が飲みたくなる。


車で来るしか方法はないし

そしたら、飲めないし。

なんでSAでやるんだろう。


モバイルハウスで移動できるから

そのうち、SAでなく

景色の良いところでやってほしいものだ。



最後に、もう一枚お店の全景を。

パシっ。



その時

カメラのモーター音が鳴った。



フィルムを撮り終わって

巻き戻しになったはずだ。

次に備えて

フィルムを入れ替えなきゃ。



モーター音が止まったところで

蓋を開ける。



が〜ん。



フィルムは空回りしていて

巻き戻されていなかった。



全部、露光しちゃった。



目が覚めた。



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