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UFOと、ボートハウス。 [超夢]



現実と、超夢の狭間で

小黒森庵を、作り続けるぼく、だ。



「クラウドシップ」

なんて言っても

それ、意味ないだろう。


ちょっと見ただけでも

明らかに雲には見えない。


それはもうすでに

だれが見ても「UFO」

それも巨大なのが

空に浮かんでいた。


擬態、へたくそ。



そらぁ、みんな空を見上げるよなぁ

と熟年ギャグを心の中で飛ばしながら

ぼくも見上げてみていると

それが突然

ゆ〜〜〜〜っくりと動き出す・・・

ていうか

止まっていないのが分かる程度。



「あ、動き出した!」

「あ、ほんとだ!」

という町の人々の声がそこここから聞こえる。



その超巨大UFOはどうやら

左右でもなく上下でもなく

そう、体操で「ムーンサルト」ていう技があったが

まさに「ねじれるような動き」で

こちらに向かっている(らしい)。



すごい。

こんなに大きな物体がねじれながら移動するなんて。


構造計算はどうなってんだ。

設計はどうやってるんだ。


そんなことを驚きつつも考えていると

やがてそれは

ぼくのすぐ近くの頭上を通り過ぎて行った。
(あまりに巨大で、距離感が不明)



ぼくを始め、周囲の人々も声が出ない。

UFOも無音(?)なのか

それまで騒がしかった町が一瞬静かになった。



やがて気を取り戻した人たちの声が戻り

家の中で見逃した人たちの残念そうな会話が。



その時ぼくは、なんだかまた

UFOが見えそうな「予感」があったので

「大丈夫ですよ、今日は。

きっとまた現れてくれると思いますよ。

だからもうしばらく空を見ていましょう」



というそばから

今度は小型?のUFOが
(それでも旅客機の10倍くらいはあると思われる)

右から左へと

かなりのスピードで飛び去っていった。

マッハ20くらいか
(そんな速度、見たことありません、あくまで感覚)



「見ましたか?」

とその人に尋ねると

「また、見えなかった!」

と残念がるその次の瞬間

今度は左から右斜め上へ向かって

またもや同型のUFOが飛び去った。



「今度は?」

と尋ねると

「見えました、見えました、すごい、すごい!」

と小躍りしている。



それからはすごい数のUFOが乱舞しだした。



超巨大なマザーシップのようなのもものすごかったけど

これはこれで、ものすごいなぁ。



この小さなUFOは形状は

ちょうど洗面器をひっくり返したような形で

色も純白で、琺瑯引きのような印象だった。



まだまだ次の展開がありそうだと思っていると

予想通り、視界のどこを見ても

そこここに様々な形のUFOを見られるほどまでに。



人々はもう、言葉を失い

顎が外れたというか

みな口を開けっぱなしだ。



これだけの人数の

この人々の表情も

なかなか見られるものじゃない。



やがて友人の一人が

「あ、もうこんな時間!

飛行機に乗り遅れちゃうよ!」

といってぼくらに出発を促す。



そうだった、ぼくらは旅行中だった。



もう、間に合わないかもしれないというので

はてどうしたものかと思案していると

仲間の一人が

「同じツアーの人が、さっき

たしかあの道を足早に歩いて行ったから

あの人について行けばいいよ!」

というので

ぼくは後をついて行くことにする。



やがて住宅地に入り

その先行している人の姿を見失う。



まずい。



そう思っていると、だれかが

「ここ! ここに入って行ったよ!」

という人がやっと一人通れるというような

細い通路を指差す。



ほんとかな、と思いながらも

後をついて行く。



すると正面は生垣で行き止まり。

左はコンクリート壁、右はビルかマンション。


どちらも道がない。


つまり、生垣を通り抜ける?


たしかに獣道のようなわずかな隙間がある。



間違いじゃないのか?

と尋ねると

絶対、ここをあの人は通った、と譲らない。



仕方なしに、みんな屈みながら獣道を抜ける。


すると古い民家の裏庭へ出た。



これって不法侵入じゃないの?

と思いながらもみんなはズンズン進むので

ぼくも後を追う。



人の家の庭とか(裏庭とか、通路とか)に

入っては出、入っては出、を繰り返していると

やがて日が明けてきた。
(どれだけ歩き続けてるんだ)



いくらなんでもこれじゃ丸見えじゃないか

見つかったら捕まっちゃうぞと思って

立派な建物の横手通路を

こそこそ背中を丸めて歩いていると

窓の向こうのカーテンが「シャッ」と開き

そこの奥様と思しき方と目が合ってしまう。



まずい。



ちょうど玄関あたりでは

若いお母さんがベビーカーを車に乗せ

子供を胸に抱えて座席に座ろうとしていた。



多分、この家のおじいちゃんが

孫を車で幼稚園か保育園へ送るのだ。



もう仕方ない。

挨拶しよう。



「おはようございます」

すると、みなさん驚くでもなく

いたって自然に、笑顔で

「おはようございます」

と返事をしてくれる。



ほっ。


なんだか心が広いというか

温かい人たちだなぁ。



挨拶の代わりに

「じつは飛行機に乗り遅れそうで

同じツアーの人が近道を知っているので

後をついて歩いていたんですが

見失って迷ってしまい」

と話すと

「それはそれはお困りでしょう。

でも、飛行場はもうすぐですから

多分大丈夫でしょう。

お急ぎください」
と笑顔で返事をしてくれる。



ありがとうございます、と告げ

指差す方向に歩き出そうとすると

なんと

目の前は海?

プライベートビーチ?



しかもそこに船の上に

タイニーハウスが乗っているではないか。



「あ、そういうの、お好きですか?」

目ざとくそのおじいちゃんは話しかけてきた。



好きもなにも

今、全精力で小黒森庵を作ってるところだ。



はい、大好きです!

と答えると同時に

「これ、写真に撮らせていただいてもよろしいですか?」

とカメラを構える。



「ははは、どうぞどうぞ、お好きなだけ。

もし宜しかったら、中にお入りになります?」



え”!



も〜、飛行機に乗れなくってもいいや

みんな先に行っちゃってください

ぼくは新たに切符買って遅れて乗ります!



といって、案内されるままに

そのタイニーハウスボートの室内へ入った。

パイプで出来たハンモック状の

居心地の良さそうな椅子の肘掛に


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Fender JAZZ MASTERのサンバースト

が立てかけてあり

足元にはやはり


31fc5e88a2dd89be9d2652a734b39b6b.jpg
Fender CHAMP

が置かれていた。



いいなぁ、すてきだなぁ。



目が覚めた。



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