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黒い壁、マゼンタ色の空、そして光。 [超夢]



最近の「超夢」は

起きた途端に

消去されちゃう傾向だったんだけど

久しぶりに

覚えていられたので

記してみた。


・・・・・・・・・・・・・・・・

ぼくはどこかに自転車で行き

リサーチ?

なにかを調べている。



空を見上げると

青空に雲が浮かんでいるようだけど

その青空がなぜか

ピンクというか

マゼンタ色になる部分があって

幻想的だなぁ。



今にもUFOが飛来してきそうな

なんかちょっと

ワクワクドキドキするような

そんな様相の昼下がり。



そうだ、思い出した。



どうやら今日は

アメリカ合衆国と日本国の

大掛かりな記念式典があり

それをリス家族みんなで見に行こう

そのためのリサーチをしておこうと思って
(まだ子リスたちは小さいので
揉みくちゃになったりしないか、など)

自転車で来ていたのだった。



会場と思しきところまでは

たどり着けなかったけど

交通の流れは大丈夫そうだし

ていうことは

それほどの混雑にもならなそうだ。



始まる時間を考えると

もう家に戻って

子どもたちをピックアップしないと

間に合わない。


ここらで引き返そう

たぶん、大丈夫だろう。



そう思ってUターンした途端

目の前が黒い壁のようになっていて

慌てて左側端に自転車を寄せる。



なんだ?


いつの間に壁が?



ものすごい風圧とともに

その壁が

ぼくの前を通り抜けてゆく。



なんだ、あれは?



よく見るとサイドビューは

大型バスそのものだった。



どういうことだ?


カメラ、カメラ!

電源を入れてシャッターを切る・・・

「バッテリーを交換してください」

なんてこった。



すると、次の黒い壁がまたやってきた。



今度は落ち着いて

細部まで見ることができた。



どこもかしこも

ピカピカの黒に塗られていて

フロントマスクには

日米の国旗が靡いていた。



ウインドウもサングラス仕様なので

ほんとうに真っ黒い壁が動いてる

としか言いようがない。



全幅は3車線全てを覆っている。

ものすごい車幅だ。


なるほど。

油圧で車幅を自由にコントロールできるのだ。

2車線なら2車線分、3車線なら3車線分

というように。



これはセレモニーに使われる車両のようだけど

軍事に転用するとしたら

これ一台でバリケードができちゃうなぁ。



そんなことを考えながら

その黒い壁が

何台も何台も何台も何台も

凄まじい数が通過するのを

横目で見ながら

家に着く。



場所は・・・どこだろう。

今住んでるところじゃない。



一つ前に住んでいた家に似ているけど

それとも違う、でも、似てる。



二階に南向きに

東西に長い家の長手いっぱいに

ベランダがあり、なぜか

そこから庭へ出られるようになっている。



玄関は一階。



居間も一階にあるんだけど

だれもいない。



二階かなと思い階段を上るが

そこもだれもいる気配がない。



どうやら庭で遊んでいるようだ。



ベランダにはその代わり

猫が数え切れないほど、いる。


今は飼わないと決めているので

野良猫たちに

餌と水だけあげているんだけど

どんどん日増しに増えている。


可愛いのばかりだから、いいんだけど。



ベランダから庭へ行こうと

扉を開けて

その一歩目で

猫のおしっこを踏んで

滑りそうになった。


やれやれ。



庭にはやはり子リスたちはいた。



子リスたちだけでなく

猫たちも、そして

子リスたちを慕って

近所の子どもたちが

大勢遊びに来ていた。



まるで保育園か幼稚園のようだ。



楽しそうな歓声を聞いていると

なんだかこっちもうれしくなってくる・・・

んだけど

だんだんエスカレートしてきて

庭のあちこちから木材やら道具やらを

ずるずると持ち出してきて

それらで遊び始めた。



をいをい、それらは

これからぼくが使うものだ。



やがて

ぼくの工作室の窓から侵入して

中のものを持ち出し始めた。



それは、こまる。


あぶないし。


止めなきゃ。



急いで一階に駆け下り工作室へ入ると
(工作室は一階にある)

すでに子どもたちでいっぱいで

占拠された状態だった。


旋盤も自動カンナも丸ノコもあるので

万が一スイッチでも押したら危ない。



仕方ないので

一人ひとり、引き剥がすように

庭へ連れ出すのだが

湧いて出てくるように

一人また一人と工作室へ舞い戻っている。



まるで漫画の一シーンのようだな。



なんとか全員退出してもらい

ほっと一息・・・

じゃないんだ

これからセレモニーがある

子リスたちを連れて行くんだった。



いけね、そういえば

カメラのバッテリーが空っぽだった。


今から充電するんじゃ間に合わない。



すると三女子リスが

「私、じぶんの古いカメラ使うから

お父さんが私たちに貸してくれてる

サブのカメラ、あれ使ったら?」

と言ってくれた。



ありがたい。



でも、やっぱり

メインのを使いたいのだ、ぼくは。


そしてこういうときに限って

サブのバッテリーが見つからない。

あっちは常に満充電のはずなんだけど。



そのときだった。



足元がグラグラっとしたと思ったら

ものすごい音がして

強烈な振動と風圧(?)が襲ってきた。



なんだ?



ちょうど窓から外が見える位置にいたぼくは

我が目を疑った。



噴火だ。



そして・・・火砕流?



こちらへ向かってきている。



逃げ切れるか?

いずれにしても一刻の猶予もない。



子リスらにぼくの元に集まるように指示した

その瞬間

子リスたち全員が逆に

庭へ向かって飛び出して行った。


まだたくさんの子どもたち

そして猫たちが庭に取り残されていたのだ。



だめだ、行っちゃ!



その時

火砕流はそこにいた全員を飲み込み

そしてぼくの目の前を通り過ぎて行った。


ちょうど「黒い壁のバス」たちのように。



今ぼくは

子リスたち全員を失った。


妻はすでに他界しているから

たった今この瞬間

ぼくはこの世で一人ぼっちになった。



身体の力すべてが抜けきり

泣くでもなく

ただただ

その場に立ち尽くしていたが

もしや、万が一、と思い

彼女ら・彼らがいた

と思しき場所に行ってみる。



まだ、そこらじゅう熱い。



もちろん誰一人として動かない。

でも、不思議と

焼けただれてはいなかった。



その時、うつ伏せになった

次女子リスと思しき姿を発見し

駆け寄ってみると

わずかに動いた気がした。



顔を寄せてみると

なんと息があった。



なにか小声で言っている。

耳を近づけてみると

「おとうさん、あついの

せなかにみずをかけてくれる?」

と言うと

わずかに動く指で指し示す向こうには

ひしゃげたペットボトルがあった。



でも、それは多分熱湯に違いない。


周囲を一瞬探すと

水道の蛇口から一滴また一滴と

水が滴り落ちているのが見えた。
(ほんのちょっと前まで水遊びをしていた)



「ごめん、ちょっとだけ待ってて。

すぐに水を汲んで持ってくるから」

と言い残し

脱兎のごとく

台所からボウルを持って戻り

水いっぱいに張り

それを少しずつ、背中にかける。

「ありがとう」


水をかけながら他の生存者たちはいないか

目を配らせていると

皆それぞれに、微かだが動いているような。


まったく動かない子どももいるようだけど

気絶しているだけなのかもしれない。



火砕流の端っこの端っこだったようだから

これは、もしかしたら

だいじょうぶかもしれない。



希望の光が見えた気がした。



目が覚めた。



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